Starfield 航星日誌

スターフィールドのプレイ日誌です。ネタばれあり。あしからず。

シドニア - ソル星系 火星 Part. 4

航星日誌 23307.9

リクリエーションを兼ねた徒歩による火星地表探査は、スペーサーとの遭遇戦という不幸な結果に終わった。しかし、地表探査のノウハウは今後のミッションに役立つだろう。探査を続行する。

 

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シドニア周辺には、廃墟となった鉱山以外にもいくつかセンサーに反応のあるポイントがある。この星を離脱する前に惑星探査の経験をもう少し積んでおこうと思い、鉱山から別のポイントへと向かった。

 

 

そこは打ち捨てられた宇宙機の発射点だった。こういう垂直型の施設は初めてだ。ローンチタワーに組まれている機体も、化学ロケットのような大きな反動推進エンジンがついているように見える。古いものなのだろうか? しかし、ガラスが割れ気密の破られた管制施設に人はおらず、宇宙機の中にも入ることはできなかった。なんだつまらん。

 

ローンチパッドから周囲を見渡してみると、地平線の近くにセンサーには反応しない四角い影がある。あれは人工物なのか、それとも例によって岩がたまたまそう見えているだけなのか……、好奇心が抑えられず、更に遠征をすることにした。私は探検家なのだ。

 

 

近づいてみると、四角い物体は何かしらの科学拠点のサイロだった。いったい誰がこんなところに……? 螺旋形の風力発電ロッドの建つ施設の方に向かっていくと、突然構内からロボットが現れ、なにか警告を発し始めた。「施設内への侵入と作業への関与を試みる者は、すべて抹殺します」いきなり抹殺かよ。

 

即、実弾射撃が始まった。どうも警備範囲を知らずに踏み越えてしまったらしい。相手がロボットなら人間じゃないんだ。やってやる!

 

勇んでロボットと対峙したものの、良く見る弁当箱に手足のついたタイプAロボットだけでなく、タイプSと呼ばれる首無しゴリラのような機体に兵装ベイを付けた凶悪なものも1機出てきた。さすがに怖い。逃げ回りつつ基地の与圧区画に入ったところ、中にもロボットが。びっくりハウスかここは。

 

長いアームを振り回すロボットに強化拳銃の弾を全弾を打ち込み、なんとか機能停止させることができた。部屋のコンソールを確認すると、ロボット制御に関する画面が出る。無効化の画面を出すと、どうやら外のロボットは止まったようだ……。いや、外にいる狂人モーガンが一人で全滅させたのだろうか? そういえば雄叫びが無線で聞こえていたな……。彼女の功績かもしれない。

 

 

まあともかく、ロボットたちはさほど手間なく無力化することができたわけだ。どこの誰が所有しているロボットか知らないが、破損の責任は明確な境界線を示さなかった使用者にある。こんなところにこんな知的判断能力の弱いロボットを徘徊させてるほうが悪いのだ。そう自分に言い聞かせながらセンサーを入れると、部屋の中に人間の死体が転がっていた。き、気づかなかった……。

 

入植者とおぼしき気密服を着たその死体は、あまりにナチュラルに部屋に溶け込んでいた。ここで死体になって、かなり時間が経っているのではないだろうか? はたして彼はこの施設の管理者でロボットを使役する立場にあったのか、あるいは、私と同じようにロボットを止めるために侵入を試みた外部の人間だったのか……。疑問に答えられる有機知性体も無機知性体も、もはやここにはいない。

 

今回の遠征ではこの拠点のほかにも、鉱物資源の豊富な洞窟や隕石群の落下場所を新たに発見した。なるほど、惑星表面には近づかなければセンサーにも反応しない人工物や天然資源が、かなり豊富にあるようだ。

 

 

惑星探査の感覚はおおむね得られたと思う。いよいよ、本来のミッションであるアーティファクト探しに戻る。問題の人物はUCヴァンガードに属し、金星軌道のパトロールを行っているという。宇宙に上がろう。