Starfield 航星日誌

スターフィールドのプレイ日誌です。ネタばれあり。あしからず。

ニューアトランティス - アルファ・ケンタウリ A星系 ジェミソン Part. 3

航星日誌 補足

アーティファクトの謎を解明するため、コンステレーションへの加盟を求められている。

 

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コンステレーションのロッジの2階は小部屋に仕切られており、メンバーの私室になっているようだ。妙にドアの広いつくりは、ホテルというより介護老人ホームを思わせる。あてがわれた部屋に入ると、妙に落ち着かないサイズのベッドに枕が2つ置かれていた。誰と寝ろというんだ。

 

まあ、せっかく与えられた寝床だ。使わせてもらおう。下のフロアに正体不明の怪現象があるというのも気に食わないが、目の前で起動してしまった装置だ、今さら逃げても仕方ないだろう。寝ている間に中性子線放射でも始まったならば、そういう人生だ。

 

さて、登場人物を整理しておこう。まずはサラ・モーガン。コンステレーションの現議長だという。もとは軍人だったようだが、ちょっと高圧的というか、ドライなしゃべり方をする。まあ職歴も性格もリーダー然とした人間、ということなのだろうが、どこか空虚さを感じる。宇宙の謎を解く、しかし何のために? 単に自分がリーダーをやりたいから宇宙の謎を解くなどと言っているのではないか? 

 

次に宇宙船会社のCEOのジジイ、ウォルター・ストラウド。コンステレーションの大口スポンサーらしいが、こいつは敵だ。開口一番、人を役立たずの採掘機扱いしてきやがった。誰が穴掘りしかできないド田舎の肉体労働者だ。親はここのコンドミニアムに住んでるんだぞ。加齢による脳機能の衰えと社会的な地位への固執とが合わさって、人当たりが悪くなっているのだろう。哀れな老人だ。こちらは人格者なので相手を余計に刺激しないよう穏当な受け答えをしてやったが、すでに腹の中ではジジイの会社の宇宙船をタダでせしめて経常利益を圧縮させつつ緩やかに奴の社会的信用を奪っていく方法について、可能性を探りつつある。

 

 


そして神学者、マッテオ・カトリ。こいつも捉えどころのない男だ。旧世紀の宣教師マテオ・リッチから取ったと思しきその名は、ふたつの世界の架け橋になるとでも言いたいのだろうか。その発想がすでにいかがわしい。そもそも神学者というが何を信仰しているのかもよくわからないのだ。カトリという姓は北インド・ネパール系なので、ここも西側の一神教とインド多神教の融合的な背景を感じさせる。彼が信仰し研究しているのはユニバーサルな一神教なのか、宇宙万物に神が宿る的な多神教なのか、それとも宇宙時代にありがちな、私は宇宙を信じる、というやつなのか。とっちゃん坊やな風貌からも、信頼ならなさがにじみ出ている。

 

最後に科学者のノエル。彼女はまあいい。なんというか、無害そうだ。それに愛想も良い。話しかけたらアーティファクト以外にもいろいろ研究をしているというので、手伝うことにした。

 

この4人と、あのペテン師じみたバレットがコンステレーションの現メンバーということになる。こいつらの仲間になるべきか……。

 

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少々迷いはしたが、結局、提案を受け容れて仲間になることにした。独りで冒険をすることも、他のファクションに参加することもできようが、こういった組織は何かと使い道がある。やはり冒険者としては、アーティファクトの謎は素直に解いてみたい。ノエルの手助けもしたいし、ジジイの会社が増収減益の最悪サイクルにハマって株主から叩かれるさまも見てみたい。

 

コンステレーション参加の意思をサラに伝えると、彼女はこわばった顔を解き、さっそく次のミッションを伝えてきた。……が、それを聞いて愕然とした。ヒントはないので、とにかくどこかで変なものを掘り当てたという人物を探して聞き込みしよう、というのだ。本気で? この広い銀河空間を……?

 

 

先が思いやられる。とりあえずコロニー連合政府の下部組織、バンガードの中にヒントを聞き出せそうな人物がいるそうなので、サラと行動を共にすることになった。ついでに街をもうひと回りして、できればミッションをこなしてレベルアップしておきたい。なんとかタワーにいる両親にもまだ会っていないし。